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波動関数とは?

はどうかんすう

波動関数とは、量子力学において粒子の状態を記述する数学的な関数で、観測確率の情報を含みます。

波動関数(はどうかんすう、wave function)は、量子力学において電子などの微小な粒子の量子状態を表す数学的な関数です。一般ギリシャ文字のΨ(プサイ)またはψで表されます。

量子力学の世界では、粒子は古典的な意味での「決まった位置と速度」を同時に持ちません。代わりに、粒子の存在は波動関数によって確率的に記述されます。波動関数自体は複素数値をとりますが、その絶対値の2乗(|Ψ|²)が「ある場所で粒子が見つかる確率の密度」を与えます。これをボルンの確率解釈といいます。

波動関数は、量子力学の基本方程式であるシュレーディンガー方程式を解くことで求められます。水素原子の電子の軌道なども、波動関数から導かれる確率分布として理解されています。

波動関数の重要な性質として「重ね合わせの原理」があります。観測される前の量子系は複数の状態が同時に重ね合わさった状態にあり、観測が行われると波動関数が「収縮」して一つの確定した値になります。この「観測による収縮」は量子力学の哲学的な議論(シュレーディンガーの猫など)の核心でもあります。

波動関数の概念は、化学結合・半導体・レーザーなど現代技術の基礎理論にもなっており、現代物理学・化学において欠かせない概念です。

使い方・例文

電子が「どこにいるか」を確率的に表す雲状の図(電子雲)は、波動関数の2乗から求めた確率分布を視覚化したものです。

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