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永楽通宝とは?

えいらくつうほう

永楽通宝とは、中国明の永楽帝が発行した銅銭で、室町時代の日本に大量に流入し広く流通した貨幣です。

永楽通宝(えいらくつうほう)とは、中国・明王朝の第3代皇帝である永楽帝(在位1402〜1424年)の治世に鋳造された銅製の方孔円銭です。銭面には「永楽通宝」の四文字が刻まれています。

日本との関係において特に重要な貨幣です。室町時代から戦国時代にかけて、明との勘合貿易(かんごうぼうえき)などを通じて大量の永楽通宝が日本に流入し、日本国内でも広く使われる実質的な基軸通貨のひとつとなりました。主な特徴と歴史的意義は以下の通りです。

  • 品質が安定しており、当時の日本製銭よりも信頼性が高かった
  • 戦国大名の中には永楽通宝を旗印にした者もおり(織田信長の旗印として有名)、権威の象徴ともなった
  • 江戸時代初期まで東日本を中心に流通したとされる
  • 中国から輸入された「渡来銭(とらいせん)」の代表格

日本では自国で安定した貨幣を鋳造できなかった時期に、永楽通宝を含む渡来銭が経済を支えました。現在も古銭収集の対象として人気があり、日中の経済・文化交流を示す歴史的遺物として評価されています。

使い方・例文

織田信長が「永楽通宝」の文様を旗印に用いたことは有名で、戦国時代の日本でこの銅銭がいかに広く知られ、権威の象徴となっていたかを物語っています。

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