水晶宮とは?
すいしょうきゅう
水晶宮とは、1851年にロンドンで開催された第1回万国博覧会のために建設された、鉄骨とガラスで作られた巨大な展示施設のことです。
水晶宮(クリスタル・パレス)とは、1851年にイギリス・ロンドンのハイドパークで開催された「大博覧会(Great Exhibition)」のために設計・建設された大型の展示建築です。設計はジョセフ・パクストンが担当し、プレハブ式の鋳鉄フレームと大量のシートガラスを組み合わせた革新的な構造が採用されました。
水晶宮の主な特徴は次の通りです。
- 全長約563m、幅約124m、高さ約39mという当時最大規模の建築
- 工場で量産した鉄骨部材とガラスパネルを現場で組み立てるプレファブ工法
- 既存の大木を覆うように設計されたため内部に樹木が生えたまま展示場となった
- 博覧会終了後にシドナムに移設・拡張されたが、1936年の火災で焼失
水晶宮は建築史において鉄とガラスを主材料とした近代建築の先駆として位置づけられ、後のガラス張り商業施設・展示ホール・温室建築に大きな影響を与えました。また、大規模な工業生産品の展示によって国際的な産業競争を可視化した万博の象徴的な建物としても歴史的意義が高く評価されています。
使い方・例文
「水晶宮」は建築史・産業革命・万国博覧会を扱う書籍や授業で頻繁に取り上げられ、近代建築の出発点を示す事例として論じられます。
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