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比熱とは?

ひねつ

比熱とは、物質1グラムの温度を1℃上げるために必要な熱量のことで、物質固有の熱の吸収しやすさを示す物理量です。

比熱(ひねつ、英語:specific heat capacity)は、ある物質1グラムの温度を1℃(または1K)上昇させるために必要な熱量のことです。単位はJ/(g・K)またはJ/(g・℃)で表され、物質ごとに固有の値を持ちます。

比熱の値が大きいほど「温まりにくく冷めにくい」物質であることを意味します。水の比熱はおよそ4.18 J/(g・K)と非常に大きく金属類と比べて格段に高い値を示します。これに対して鉄の比熱は約0.44、銅は約0.38 J/(g・K)程度と水の10分の1以下です。

水の比熱が大きいことは、私たちの生活や地球環境に大きな影響を与えています。

  • 海が陸地より温度変化が緩やかで、沿岸部の気候が穏やかになる
  • 人体の体温調節に水が重要な役割を果たす
  • 工業分野での冷却水・熱媒体として水が広く使われる
  • 料理で鍋の水がなかなか沸騰しないのも比熱の大きさによる

比熱は物質の状態(固体・液体・気体)によっても異なり、同じ物質でも状態が変わると比熱の値が変化します。また圧力一定のもとで測定した「定圧比熱」と体積一定のもとで測定した「定積比熱」の区別もあり、特に気体ではこの差が顕著になります。

使い方・例文

金属製のフライパンはすぐに熱くなるが、同じ量の水はなかなか温まらない。これは金属の比熱が水より小さいためで、少ない熱量でも温度が上がりやすい。

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