残雪期とは?
ざんせつき
残雪期とは、冬の積雪が解け始め春山に移行する時期を指す登山用語で、雪と夏山の両方の特性が混在する難易度の高い季節です。
残雪期(ざんせつき)とは、主に春先(おおむね3月下旬〜6月頃)の山岳における積雪の状態・季節を指す登山用語です。「残雪」という言葉が示すとおり、冬の積雪がすべて消えてはおらず、夏山でも冬山でもない過渡的な状態の時期を意味します。山域や標高によって時期は大きく異なります。
残雪期の登山が難しいとされる理由は、条件が複合的に変化するためです。
- 気温の上昇とともに雪が締まる朝と、緩んで崩れやすくなる午後とで雪質が大きく変わる
- スプリング・コンディション(春雪)では、アイゼンやピッケルの利きが悪くなる時間帯がある
- 雪解けで地盤が不安定になり、落石・雪崩のリスクが高まる
- 夏道が雪で埋まっているためルートファインディングが難しい
一方で残雪期には、雪が固く締まった早朝に急斜面を効率よく登れる、夏は藪に覆われた尾根が雪上を歩けるなど、独特の魅力もあります。また、残雪期限定のルートや展望が楽しめる山域も多く、経験者に人気の季節です。
装備としては、アイゼン・ピッケルは必携とされる場合が多く、日焼け対策や低体温症への備えも重要です。早出早着を基本とし、天候・雪の状態を読む経験と判断力が特に求められます。
使い方・例文
北アルプスの残雪期(5月前後)には、まだ雪に覆われた稜線を歩く登山者の姿が見られ、アイゼンとピッケルを使いながら夏とは異なる山岳風景を楽しむことができます。
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