歴史的音源とは?
れきしてきおんげん
歴史的音源とは、主に戦前から昭和中期にかけてSPレコードなどに収録された古い録音資料で、文化的・歴史的価値を持つ音声記録の総称です。
歴史的音源(れきしてきおんげん)は、レコード録音の黎明期から昭和中期頃までに制作された録音物を指す用語で、主にSP盤(78回転レコード)に収録された音声資料を中心とします。演奏会の記録・落語・浪曲・民謡・演説・放送音源など、当時の音楽や話芸・社会状況を今に伝える貴重な一次資料として位置づけられます。
歴史的音源が注目される理由と課題には以下があります。
- 一次資料としての価値: 当時の演奏家・芸人・著名人の声や演奏をそのまま記録した不可逆的な記録
- 劣化・消失リスク: SP盤は割れやすく、保存状態が悪いと音質が著しく劣化・消失する
- 著作権の問題: 著作権法上の保護期間が終了したものも多いが、録音当事者の権利が複雑
- デジタル化の重要性: 音声をデジタルデータ化することで長期保存・広範な公開が可能になる
国立国会図書館では「歴史的音源(れきおん)」事業として、明治・大正・昭和初期のSPレコードをデジタル化し、インターネット上で公開しています。図書館や音楽研究機関に設置された端末、あるいは自宅からも一部の音源を視聴できるようになっており、失われつつある音の文化財の保存と活用が進んでいます。
使い方・例文
国立国会図書館の「歴史的音源」サービスでは、明治時代の浪曲師の語りや大正時代の演奏家が録音したクラシック音楽をデジタル音源で聴くことができます。
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