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正中神経とは?

せいちゅうしんけい

正中神経とは、腕神経叢から起始し手のひら側の大部分を支配する末梢神経で、手の感覚と細かい動作の制御に欠かせません。

正中神経(せいちゅうしんけい、median nerve)は、首の神経根(C5〜T1)から起始する腕神経叢に由来する末梢神経のひとつです。上腕の前面を下り、肘・前腕を経て手関節手首)の手根管を通り手のひらへと到達します。

正中神経が担う主な機能は以下の通りです。

  • 運動支配:前腕の多くの屈筋、母指球筋(親指の付け根の膨らみ)を支配し、つまむ・握るといった動作を担う
  • 感覚支配:手のひら側の親指・人差し指・中指と薬指の半分、および指先の背側に感覚を提供する

正中神経に最も関連の深い疾患は手根管症候群です。手首の手根管内で正中神経が圧迫されることで起こり、親指から薬指にかけてのしびれ・痛み・細かい作業の困難さが主な症状です。中高年の女性に多く、夜間に症状が強くなる傾向があります。

手根管症候群の治療は、保存療法(手首の安静・夜間スプリント着用・ステロイド注射)と外科的手術(手根管解放術)があります。早期に対処しないと親指の筋肉が萎縮することがあります。

使い方・例文

パソコン作業や料理中に手のひらや指がしびれる、特に夜間に症状が強くなるという訴えは正中神経の圧迫(手根管症候群)が疑われる典型的な場面です。整形外科・神経内科での神経伝導検査で確認されます。

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