正のフィードバックとは?
せいのふぃーどばっく
正のフィードバックとは、システムの出力がさらに同じ方向の変化を増幅させるループ構造のことです。
正のフィードバック(positive feedback)とは、あるシステムにおいて、出力(結果)が入力(原因)をさらに強める方向に作用し、変化が自己増幅していくメカニズムを指します。負のフィードバック(出力が入力を抑制して安定化させる)とは対照的に、正のフィードバックはシステムを安定から遠ざける方向に働きます。
正のフィードバックの身近な例には以下のようなものがあります。
- 雪玉効果:雪玉が転がると大きくなり、大きくなるほど多くの雪を集める
- 地球温暖化の加速:気温上昇→海氷融解→海面の反射率低下→さらなる気温上昇
- マイクロフォンのハウリング:音がスピーカーから出てマイクに再入力され増幅し続ける
- 生殖と人口増加:個体数が増えると繁殖数も増え、さらに個体数が増える
生物学では、出産時のオキシトシン分泌(子宮収縮が分泌を促しさらに収縮が強まる)、血液凝固カスケードなどが正のフィードバックの例として挙げられます。経済学では「バブル」も正のフィードバックの一形態です。
正のフィードバックはしばしば「悪循環」や「好循環」として語られ、介入がなければ際限なく変化が拡大する傾向があります。自然界では何らかの限界によって最終的には止まりますが、その前に劇的な変化をもたらすことがあります。
使い方・例文
地球温暖化によって北極の氷が溶けると、太陽光を反射していた白い氷の面積が減少し、海や陸がより多くの熱を吸収してさらに温暖化が進むという連鎖は、正のフィードバックの典型例です。
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