根尖性歯周炎とは?
こんせんせいししゅうえん
根尖性歯周炎とは、歯の根の先端(根尖)周囲の組織に細菌感染による炎症が起きた状態で、放置すると膿の袋(嚢胞)が形成されることもある歯科疾患です。
根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは、歯の根の先端(根尖)とその周囲の組織(歯根膜・顎骨)に細菌感染による炎症が生じた状態をいいます。歯髄(歯の神経・血管)が壊死・感染することで根管内に細菌が増殖し、根尖を通じて周囲組織へ波及することで起こります。
- 進行した齲蝕(C3・C4)による歯髄壊死
- 不適切な根管治療後の感染残存
- 歯の破折や外傷による歯髄壊死
症状は急性期と慢性期で異なります。急性根尖性歯周炎では咬合時や打診時の強い痛み・歯がういた感覚・発熱・腫脹がみられます。一方、慢性根尖性歯周炎は自覚症状がほとんどなく、X線検査で根尖部に骨の透過像(根尖病巣)が偶然発見されることも少なくありません。長期化すると根尖肉芽腫や歯根嚢胞が形成されます。
治療の基本は根管治療(歯内療法)です。感染した根管内を清掃・消毒・成形し、緊密に根管充填することで病巣の消退を図ります。嚢胞が大きい場合や保存困難な場合は外科的処置(根尖切除術)や抜歯が選択されることもあります。
使い方・例文
むし歯を長期間放置して神経が死んでしまった歯に根尖性歯周炎が起きやすく、X線写真で根の先に黒い影が見えることで発見されます。根管治療を受ける主な理由のひとつです。
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