松果体とは?
しょうかたい
松果体とは、脳の中央部に位置する小さな内分泌腺で、睡眠リズムを調整するホルモン「メラトニン」を分泌する器官です。
松果体(しょうかたい、英: Pineal gland)は、脳の中央やや後方に位置する小さな内分泌腺で、成人では直径6〜8mm程度の大きさです。名称は松かさ(松ぼっくり)に形が似ていることに由来します。
松果体の主な機能はメラトニンというホルモンの合成・分泌です。メラトニンは光の刺激に応じて分泌量が変化し、暗くなると増加して眠気をもたらし、明るくなると減少して覚醒を促します。これにより体内時計(概日リズム)の調整に重要な役割を果たしています。
松果体に関連する主なポイントは以下の通りです。
- 網膜からの光情報が視床下部を経由して松果体に伝わる
- 夜間にメラトニン分泌が増加し、体温低下・眠気誘発に働く
- 加齢とともに松果体は石灰化し、メラトニン分泌量が低下する傾向がある
- 季節性うつ病(SAD)や時差ぼけと松果体の機能が関連するとされる
哲学者デカルトは松果体を「魂の座」と呼び特別視しましたが、現代科学ではその役割は内分泌的機能として理解されています。睡眠障害の治療にメラトニン製剤が用いられることもあり、現代の睡眠医学・時間生物学においても重要な器官です。
使い方・例文
「夜間のブルーライト暴露は松果体のメラトニン分泌を抑制するため、就寝前のスマートフォン使用は睡眠の質を下げる可能性がある」という睡眠・健康の文脈で登場します。
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