東天紅とは?
とうてんこう
東天紅とは、日本の長鳴き鶏を代表する品種で、一声が10秒以上に及ぶ美しい鳴き声が特徴の国の天然記念物です。
東天紅(とうてんこう)は、日本固有の長鳴き鶏品種のひとつで、国の天然記念物に指定されています。主に愛知県・三重県・岐阜県など東海地方を中心に保存・飼育されてきた品種です。
最大の特徴は、その長鳴きの能力です。通常の鶏の鳴き声(コケコッコー)は数秒程度ですが、東天紅の雄は一声が10〜20秒、優秀な個体では30秒以上にわたって鳴き続けることがあります。この長鳴きは単に長さだけでなく、音の澄み切った美しさ・音量・尾の伸び方なども評価されます。
品種の歴史は江戸時代にさかのぼると考えられており、武士や庶民の間で長鳴き競争(鳴き合わせ)が盛んに行われ、改良が重ねられてきました。名称の「東天紅」は、夜明けの空「東の空が紅く染まる」を意味し、夜明けに鳴く鶏の姿から命名されたとされます。
現在は長鳴き競技の愛好家団体や保存会によって継承されており、全国規模の鳴き合わせ競技会も開催されています。文化的・歴史的価値の高い日本の在来家禽として、保存活動が続けられています。
使い方・例文
「東天紅の鳴き合わせ競技では、20秒を超える一声を披露した雄鶏が高い評価を得た。」という形で、日本の伝統的な鶏文化の文脈で使われます。
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