東京方言とは?
とうきょうほうげん
東京方言とは、東京都で歴史的に話されてきた日本語の方言で、現代の共通語(標準語)の基盤となった言語変種です。
東京方言とは、東京都、特に旧江戸城下町の下町地域(山の手・下町)を中心に伝統的に使われてきた日本語の方言です。江戸時代から発展した「江戸言葉」が東京方言の直接の前身にあたります。
東京方言は大きく「山の手言葉」と「下町言葉(江戸弁)」に分けられます。
- 山の手言葉:武家・上流階層が用いた比較的整った言葉遣いで、近代以降の共通語の基盤となった
- 下町言葉(江戸弁):庶民的な言葉で「〜だよ」「〜じゃないか」「ひ」と「し」の混同(「ひ」を「し」と発音する)などの特徴がある
明治時代に入ると、政府が全国共通の標準語制定を推進し、東京の山の手言葉を基にした標準語が整備されました。このため現代の共通語は東京方言と非常に近い関係にあり、東京方言の多くの特徴が共通語に吸収されています。一方で、伝統的な東京方言(特に江戸弁)は現代では高齢層を中心に残っており、若い世代では失われつつあります。
言語学的には、東京方言はアクセントが平板型・頭高型・中高型・尾高型の区別を持つ「東京式アクセント」を採用しており、これが標準的な日本語アクセントの基準とされています。
使い方・例文
「てやんでい」「べらぼうめ」といった言い回しは伝統的な東京下町言葉(江戸弁)の代表例として、時代劇や落語の中で今も使われます。
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