有機EL材料とは?
ゆうきいーえるざいりょう
有機EL材料とは、電流を流すと発光する有機化合物で、薄型・軽量ディスプレイや照明に使われる素材です。
有機EL材料(有機エレクトロルミネッセンス材料)とは、電気を通すと自ら光を発する有機化合物の総称です。無機半導体を用いるLEDとは異なり、炭素を主骨格とする有機分子・高分子が電場によって励起され、そのエネルギーを光として放出します。この現象を有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)と呼びます。
有機ELデバイスの基本構造は、陽極と陰極の間に有機薄膜層(正孔輸送層・発光層・電子輸送層など)を積層した構造です。各層に用いられる有機EL材料の種類と特性が、発光効率・色純度・寿命・駆動電圧に大きく影響します。代表的な材料の種類は以下のとおりです。
- 低分子系材料:蒸着法で成膜する有機小分子。Alq₃(トリス(8-ヒドロキシキノリン)アルミニウム)が初期の代表例
- 高分子系材料:溶液塗布で成膜できるポリフルオレンやPPVなどの共役高分子
- りん光材料・TADF材料:発光効率を高めるために開発された第2・第3世代材料
有機EL材料は、スマートフォンや高画質テレビのディスプレイ(有機ELディスプレイ)に広く採用され、バックライト不要の薄型・省電力・高コントラストという特長をもたらしています。また面発光が得意な特性を活かした有機EL照明への応用も研究が進んでいます。
使い方・例文
「最新スマートフォンの画面には有機EL材料を使ったディスプレイが採用されており、深い黒と鮮やかな色を再現できる」という形で、ディスプレイや照明の素材説明として登場します。
この用語をシェア
最終更新: