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月暈とは?

げつうん

月暈とは、月の周りに現れる光の輪のことで、上空の薄い雲に含まれる氷の結晶が月光を屈折させることで生じる大気光学現象です。

月暈(げつうん・つきがさ)とは、月の周りに円形の光の輪が現れる現象です。日暈と同じく高層の薄い雲(巻雲巻層雲)に含まれる氷の結晶が月光を屈折・分光させることで生じる大気光学現象で、「月のかさ」とも呼ばれます。英語ではムーンハロ(moon halo)と言います。

月暈が現れる仕組みは日暈と基本的に同じです。上空の氷の結晶に光が入射し、六角柱形の結晶の特性から約22度の角度で屈折するため、月から約22度の位置に輪が形成されます。月の光は太陽光より弱いため、日暈と比べると色の分離は見えにくく、白っぽい輪として観察されることが多いです。ただし、満月に近い明るい月のときには、内側が赤みを帯びた色が見えることもあります。

月暈が見やすい条件は以下の通りです。

  • 上空に巻層雲が広がっているとき
  • 月が明るい(満月前後)であるとき
  • 空が十分に暗く、周囲の光が少ない場所
  • 気温の低い季節(氷晶が発達しやすい)

月暈も日暈と同様、前線の接近に伴って現れることが多く、「月がかさをかぶると雨」という言い伝えが日本各地に残っています。これは気象学的にも一定の根拠があります。

幻想的な美しさから、月暈は和歌や俳句にも詠まれてきた題材です。夜空に浮かぶ白い輪は、見る人に神秘的な印象を与えます。

使い方・例文

「夜道を歩いていると、満月の周りに白い月暈が広がっており、『明日は雨が降るかな』と感じた」というように、夜空の月を取り巻く光の輪として描写されます。

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