暗黒エネルギーとは?
あんこくえねるぎー
暗黒エネルギーとは、宇宙の膨張を加速させている未知のエネルギーで、現在の宇宙全体のエネルギーの約68%を占めると推定されています。
暗黒エネルギー(ダークエネルギー)とは、宇宙の加速膨張を引き起こしていると考えられている、性質不明のエネルギーのことです。1990年代後半に超新星の観測から宇宙が加速膨張していることが発見され、これを説明するために理論的に導入されました。
現代宇宙論の標準モデル(Λ-CDMモデル)では、宇宙の全エネルギー密度のうち約68%が暗黒エネルギー、約27%が暗黒物質、通常の物質(原子・分子で構成されるもの)は約5%にすぎないとされています。
暗黒エネルギーの正体については複数の仮説が提唱されています。
- 宇宙定数(Λ):アインシュタインが一般相対性理論に導入した真空エネルギーの概念で、最も単純な説明
- クインテッセンス:時間や場所によって変化するスカラー場
- 幽霊場(ファントム):エネルギー密度が時間とともに増加するモデル
いずれの仮説も確認されておらず、暗黒エネルギーの解明は現代物理学・宇宙論における最大の未解決問題の一つです。将来的に宇宙がどのような運命をたどるか(大引き裂き・大凍結など)もこの性質に依存するため、宇宙の終末論とも深く結びついています。
使い方・例文
「暗黒エネルギーの存在は宇宙の加速膨張という観測事実から示唆されているが、その正体はまだ誰にもわかっていない」という形で、宇宙論の授業や科学番組で登場します。
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