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斜張橋の主塔とは?

しゃちょうきょうのしゅとう

斜張橋の主塔とは、斜張橋においてケーブルを支える塔状の構造物で、橋全体の荷重をケーブルを介して受け持つ中心的な部材です。

斜張橋(しゃちょうきょう)の主塔(しゅとう)とは、橋桁(はしげた)から斜め方向に張ったケーブルを固定・支持するための高い塔状の構造物です。斜張橋の外観上の最大特徴であり、構造的にも橋全体の荷重を集約する最重要部材です。

主塔の基本的な役割は、斜めに張られた複数のケーブルを上部で保持し、桁に作用する鉛直荷重(車両・自重など)をケーブルの張力として主塔に伝達し、最終的に基礎から地盤へ伝える力の流れを作ることです。ケーブルが斜めに作用するため、主塔には鉛直力だけでなく水平力(圧縮力)も大きくかかります。

主塔の形状には様々な種類があります。

  • H形(逆V形): 二本柱を上部で結合、横方向剛性が高い
  • A形・逆Y形: 脚部を開く形状、美観と剛性を両立
  • I形(単柱): シンプルなデザイン、都市部でよく採用
  • ダイヤモンド形: 中間部で交差させ、空力性能を重視

材料は一般的に鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンクリートが使われ、大型橋では鋼管やハイブリッド構造も採用されます。主塔の高さは中央支間長の約1/5前後が目安とされることが多く、長大橋では100〜300mを超える主塔も珍しくありません。多々羅大橋の主塔は226m、明石海峡大橋(吊り橋)の主塔は298.3mに達します。主塔の形状と高さは橋の景観・構造効率・施工性に直結するため、設計上の重要な決定事項です。

使い方・例文

斜張橋を渡る際に見上げると、複数のケーブルが扇状または平行に広がって主塔に向かって伸びており、その美しい構造美を楽しむことができます。

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