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敦煌莫高窟とは?

とんこうばっこうくつ

敦煌莫高窟とは、中国甘粛省にある4世紀から14世紀にわたって造営されたシルクロード最大の石窟寺院群で、1987年にユネスコ世界遺産に登録されています。

敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)は、中国甘粛省敦煌市の郊外、鳴沙山の東麓に位置する石窟寺院群です。南北約1.6キロメートルわたって砂岩の絶壁に掘られた735の石窟からなり、4世紀から14世紀(前秦〜元代)にかけて約1000年間にわたり造営が続けられました。1987年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。

莫高窟の最大の特徴は、壁画と塑像の規模と質の高さにあります。保存状態のよい石窟492窟には合計で約4万5000平方メートルの壁画と2000体以上の塑像が残っており、仏教美術の宝庫として世界的に高く評価されています。壁画には仏教経典の物語(本生譚・仏伝図)、浄土の情景、供養者の肖像などが描かれ、各時代の美術様式の変遷を示す貴重な資料となっています。

1900年に道士・王円禄が発見した「蔵経洞(第17窟)」からは、4〜11世紀の写本・印刷物・絵画など約5万点の文書が出土しました。これらは仏典・道教文書・儒教典籍・世俗文書・契約書・暦など多岐にわたり、西域やシルクロードの歴史を解明する一次資料として極めて重要です。

現在は訪問者数の管理と保存修復が継続的に行われており、デジタルアーカイブ化も進められています。

使い方・例文

敦煌莫高窟は世界史のシルクロードや仏教伝播を学ぶ単元で頻繁に登場し、美術史や宗教史の観点からも大学の講義で広く取り上げられています。

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