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掩蔽現象とは?

えんぺいげんしょう

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掩蔽現象とは、天体が別の天体の手前を通過することによって隠される天文現象で、天体の大きさや位置の精密測定に利用されます。

掩蔽(えんぺい)現象とは、観測者から見て手前にある天体が奥にある天体を隠す天文現象です。英語では「occultation(オカルテーション)」と呼ばれます。月が星を隠す月による掩蔽が最も身近ですが、小惑星が遠方の恒星を隠す「小惑星掩蔽」や、惑星が衛星を隠す現象なども含まれます。

掩蔽現象が天文学上重要な理由は、精密な観測データが得られるためです。

  • 天体の大きさ・形状の測定:掩蔽が始まる時刻と終わる時刻から、隠す天体の大きさを計算できる
  • 大気の検出:星の光が惑星の縁でゆっくり暗くなる場合、その惑星に大気が存在することが分かる(天王星・海王星の環もこの方法で発見された)
  • 天体位置の精密決定:掩蔽のタイミングから天体の軌道を高精度で求める

観測には複数地点での同時観測が有効で、通過帯(掩蔽が見える地域の幅)の端を観測することで天体の輪郭を詳細に把握できます。アマチュア天文家が分散して観測し、データを持ち寄る市民天文学の活躍する分野でもあります。惑星探査機が目標天体の後ろに入る「電波掩蔽」も大気構造の研究に使われます。

使い方・例文

月が背景の恒星の前を通過して星の光を突然遮る「月による掩蔽」は、望遠鏡があれば比較的容易に観測でき、掩蔽の開始・終了時刻から月の縁の位置を精密に求めることができます。

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