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接触者追跡とは?

せっしょくしゃついせき

接触者追跡とは、感染症患者と接触した可能性がある人物を特定・調査し、感染拡大を防止するための公衆衛生上の手法です。

接触者追跡(Contact Tracing)とは、感染症の確定患者または疑い患者と、感染が成立しうる状況で接触した人物を特定・連絡・健康観察する公衆衛生上の基本的な対策です。感染連鎖を早期に断ち切ることを目的としており、エボラ出血熱・結核・性感染症などの管理において長く実施されてきました。

接触者追跡の基本的な手順は以下のとおりです。

  • 患者の特定:確定診断または疑い例を把握する
  • 接触者の列挙:患者へのインタビューや行動歴調査で、感染可能期間中の接触者をリストアップ
  • 通知と評価:接触者に連絡し、感染リスクの評価・症状の有無を確認
  • 健康観察と検査:潜伏期間中の隔離・経過観察・必要に応じた検査を実施

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行においては、接触者追跡の重要性が世界的に再認識されました。同時に従来の人力による調査では追いつかないケースも多く、スマートフォンのBluetooth機能を利用した「デジタル接触者追跡(接触確認アプリ)」が多くの国で導入されました。日本では「COCOA」がその代表例です。

接触者追跡の有効性は、感染者の協力・検査体制の充実・プライバシー保護の仕組みとのバランスに左右されます。個人情報の取り扱いや社会的スティグマへの懸念も課題として議論されています。

使い方・例文

「保健所が濃厚接触者を特定するために接触者追跡を実施し、クラスターの拡大を防いだ」というように、感染症対策・公衆衛生の文脈で頻繁に使われます。

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