捩り彫りとは?
ねじりぼり
捩り彫りとは、木材や金属などの素材を螺旋状によじるように削り出す彫刻・加工技法のことです。
捩り彫り(ねじりぼり)とは、木材・金属・石材などの素材に対して、まるでロープをよじったような螺旋状の溝や凸凹を刻む彫刻技法です。「捩り」は「ねじる」という動作を表し、素材をねじったかのような視覚的錯覚を与えるのが特徴です。
木工における捩り彫りでは、鑿(のみ)や彫刻刀を使い、柱や脚部などの円筒形の部材に沿って斜め方向に連続した溝を彫り込みます。溝と溝の間に残る凸部が螺旋を描き、動きと立体感のある装飾となります。この技法は建築の柱・欄干・家具の脚など、縦に長い部材によく用いられます。
金属加工では、棒材をバイスで固定し加熱しながら実際にねじって成形する「捩り鉄」の手法もありますが、彫刻として溝を切り出す場合も多くあります。
捩り彫りが見られる主な例としては以下が挙げられます。
- 神社・仏閣の欄干や柱の装飾
- 西洋建築のバロック様式における「ソロモン柱」
- 日本の伝統家具や欄間の透かし彫り
- 金工品における刀の鍔や鐔の装飾
捩り彫りは視覚的な動きと技巧の美しさを同時に表現できる技法として、東西を問わず建築・工芸の装飾で広く活用されてきました。
使い方・例文
神社の本殿向拝柱に施された螺旋状の溝模様や、バロック建築の祭壇を支えるらせん状の柱を指して「捩り彫り」と呼びます。
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