手将棋とは?
てしょうぎ
手将棋とは、定跡や戦法の枠にとらわれず、その場の局面を読みながら自由な発想で指す将棋のスタイルを指す言葉です。
手将棋(てしょうぎ)とは、将棋において事前に定められた定跡や戦型に依存せず、局面ごとに自らの読みと判断を頼りに手を指すスタイルを指します。「型にはまらない将棋」「臨機応変な将棋」ともいえます。
将棋には矢倉・角換わり・振り飛車など多くの定跡(研究された手順)が存在し、プロ棋士も多くの定跡を暗記・研究した上で対局に臨みます。それに対して手将棋は、序盤から定跡の範囲を外れて独自の組み立てを行い、中盤・終盤の読みで勝負する指し方です。
手将棋が生まれる主な背景には以下があります。
- 相手が定跡を外してきたときに対応する必要性
- 定跡研究が膨大になり、記憶に頼らず盤上で考える棋風の棋士が存在する
- アマチュアが定跡を深く知らずとも局面の直感で指す場合
プロの世界では、定跡の深い研究が重要視される一方で、相手の想定を外すために故意に定跡を避ける「手将棋に誘導する」戦術もあります。コンピュータ将棋の普及以降は、AIが定跡にとらわれない最善手を示すことが増え、「手将棋的な発想」が再評価される傾向もあります。
使い方・例文
解説者が「ここで定跡を外れましたね、完全な手将棋になりました」とコメントする場面は、テレビ棋戦の解説でしばしば耳にすることができます。
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