手入れとは?
ていれ
手入れとは、日本刀の刀身に付着した古い油を除去し、新しい油を塗り直して錆や劣化から刀を守るための定期的なメンテナンス作業のことです。
手入れ(ていれ)とは、日本刀の保存・維持のために定期的に行うメンテナンス作業の総称です。刀身に塗布した油が劣化して酸化・固着する前に除去し、新鮮な丁子油(ちょうじあぶら)などを薄く塗り直すことで、刀身の錆を防ぎ長期にわたって美しい状態を保ちます。
一般的な手入れの手順は以下のとおりです。
- まず目釘を抜いて柄と刀身を分離する
- 打ち粉(うちこ)と呼ばれる研磨剤入りの粉末を刀身に軽く叩いて古い油を浮かせる
- 打ち粉を拭紙(ぬぐいがみ)でやさしく拭き取る
- 新しい丁子油を薄く均一に塗布する
- 再び柄に収め目釘を差し、鞘に納める
手入れの頻度は保管環境によって異なりますが、一般的には数ヶ月に一度が目安とされます。高温多湿の日本の気候では錆が発生しやすいため、梅雨時や夏季は特に注意が必要です。
手入れを怠ると刀身に錆が生じ、修復に研師への依頼が必要となります。手入れは日本刀の所有者が身につけるべき基本的な知識であり、居合道や剣道形の稽古者も稽古後の手入れを習慣とします。
使い方・例文
居合道の師範が「稽古が終わったら必ず手入れをして、刀を清潔な状態で保管するように」と指導する場面や、日本刀の購入ガイドで「入手後すぐに手入れセットを揃え、定期的な手入れを習慣にしましょう」と案内される文脈で使われます。
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