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丁子とは?

ちょうじ

丁子(ちょうじ)は、フトモモ科の常緑樹の花蕾を乾燥させた香辛料・生薬で、独特の強い芳香と辛みを持ちます。

丁子(ちょうじ)は、フトモモチョウジノキ(学名:Syzygium aromaticum)の蕾(つぼみ)を乾燥させたものです。英語ではclove(クローブと呼ばれ、世界的に広く使われる香辛料のひとつです。原産はインドネシアモルッカ諸島(香料諸島)で、かつては非常に高価な交易品として世界史を動かした香料のひとつでもあります。

丁子の主な成分はオイゲノールで、この成分が独特の甘みのある刺激的な芳香と、強い抗菌・麻酔作用をもたらします。歯科では局所麻酔の補助薬として丁子油が利用された歴史があり、現在も歯科用薬品に応用されています。

日本では以下のような分野で幅広く使われています。

  • 香道:六種薫物(むくさのたきもの)をはじめとする練り香の主要原料として重宝される
  • 漢方・生薬:「丁香(ちょうこう)」として消化促進・温胃・抗菌の目的で用いられる
  • 料理:カレーや煮込み料理のスパイスとして、また肉の臭み消しに使われる
  • 工芸・染色:丁子染めとして布地を黄褐色に染める技法がある

丁子の形が漢字の「丁」の字に似ていることからこの名がついたとされており、「丁香」とも書かれます。香道においては、沈香・白檀とともに代表的な香木・香料として珍重されています。

使い方・例文

「丁子を香木として香道の席で炷く(たく)」「カレーに丁子(クローブ)を加えて風味を出す」のような場面で登場します。

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