感音難聴とは?
かんおんなんちょう
感音難聴とは、内耳や聴神経の障害によって音を正確に感じ取れなくなる難聴の一種です。
感音難聴(かんおんなんちょう)は、耳の構造のうち内耳(蝸牛)や聴神経、あるいは中枢神経系に問題が生じることで起こる難聴です。外耳や中耳に原因がある「伝音難聴」と区別されます。
内耳には音の振動を電気信号に変換する有毛細胞が存在しますが、この細胞は一度損傷すると再生しない点が大きな特徴です。そのため、感音難聴は多くの場合、不可逆的な経過をたどります。原因としては、加齢(老人性難聴)、騒音への長期曝露、突発性難聴、メニエール病、ウイルス感染、薬の副作用(抗がん剤など)、遺伝などが挙げられます。
症状は単なる音量の低下にとどまらず、音がゆがんで聞こえる「音の歪み」や「語音明瞭度の低下」(音は聞こえても言葉として聞き取れない)も伴うため、補聴器を使っても会話に支障が残るケースがあります。
治療は原因によって異なり、突発性難聴のように急性のものはステロイド治療が有効なこともあります。進行した場合は補聴器や人工内耳が選択肢となります。早期発見・早期対応が聴力温存のカギとなります。
使い方・例文
長年にわたり大音量の騒音にさらされてきた工場作業者が、徐々に高音域から聞き取れなくなった場合、感音難聴の典型例として挙げられます。
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