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急速ろ過とは?

きゅうそくろか

砂や砂利などのろ過材に水を速いスピードで通すことで、濁りや不純物を短時間で取り除く水処理方式です。

急速ろ過とは、凝集剤で固めた不純物を含む水を、砂やアンスラサイトなどの粒状ろ過材の層に上から速いスピードで通し、短時間で濁りや微粒子を除去する水処理技術のことです。

処理の流れとして、まず凝集剤(主に硫酸アルミニウムや塩化第二鉄)を加えて原水中の細かな粒子を「フロック」と呼ばれる塊に凝集させる前処理を行います。その後、砂層(一般に有効径0.45〜0.7mm程度)にフロックを含む水を通水し、砂粒の表面や空隙にフロックを吸着・捕捉させます。通水速度は緩速ろ過の数十倍に相当する毎時数メートル程度に達します。

ろ過材が目詰まりしてきたら、逆方向から水や空気を送り込む「逆洗」で定期的に洗浄し、繰り返し使用します。大量の水を効率よく処理できるため、日本の大規模な浄水場のほとんどはこの急速ろ過方式を採用しています。

普及した意義は大きく、都市部の大量給水ニーズに対応できることにあります。一方で薬品を使う分、薬品コストや管理の手間が生じますが、高い処理能力と安定した水質を両立する現代水道の中核技術です。

使い方・例文

都市の浄水場では急速ろ過を使って、大量の河川水や湖水を短時間できれいな水道水に仕上げています。

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