延胡索とは?
えんごさく
延胡索とは、ケシ科コリダリス属の植物の塊茎を乾燥させた生薬で、痛みを和らげる鎮痛作用に優れた漢方薬です。
延胡索(えんごさく)は、ケシ科コリダリス属の植物(主にCorydalis turtschaninovii)の塊茎を乾燥させた生薬です。中国では「元胡」とも呼ばれ、古くから鎮痛・活血の目的で広く用いられてきました。
漢方医学では「活血行気(かっけつこうき)・止痛(しつう)」の薬能を持つとされ、気血の滞りを改善して痛みを取り除く代表的な生薬のひとつです。主な適応として以下が挙げられます。
- 腹痛・胃痛・生理痛などの内臓の痛み
- 胸痛・脇腹の痛み
- 打撲・外傷による疼痛
- 頭痛・腰痛
代表的な処方には「安中散」「折衝飲」などがあり、婦人科系の痛みや消化器系の疼痛に幅広く用いられます。
現代の薬理研究では、延胡索に含まれるアルカロイド成分(テトランドリン・デヒドロコリダルミンなど)が中枢神経系・末梢神経系の両方に作用して鎮痛効果を発揮することが確認されています。麻薬性鎮痛薬と同じオピオイド受容体に作用する成分が含まれることも知られており、自然由来の鎮痛薬として研究が進んでいます。
使い方・例文
生理痛や腹部の冷えによる痛みに処方される漢方薬の中に、延胡索が配合されているものがあります。
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