ケシ科とは?
けしか
ケシ科とは、ケシやクサノオウなどを含む被子植物の科で、乳液を出す種が多く、薬用・観賞用として広く利用されます。
ケシ科(Papaveraceae)は、被子植物のキンポウゲ目に属する植物の一科です。APG体系では約44属・760種以上が含まれ、地中海沿岸や西アジア、東アジアの温帯域に多く分布しています。
ケシ科の植物に共通する特徴として、傷をつけると白色または黄色の乳液(ラテックス)を分泌することが挙げられます。この乳液にはアルカロイドが含まれることが多く、医薬品や毒物の原料として歴史的に重要な位置を占めてきました。
代表的な種と利用法は以下のとおりです。
- ケシ(アヘンケシ):未熟果実から採れる乳液がアヘンの原料。モルヒネ・コデインなどの鎮痛剤を含む
- アイスランドポピー・オリエンタルポピー:観賞用に広く栽培
- クサノオウ:黄色い乳液を持ち、民間薬として使われることもある
- ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス属):高山性で鮮やかな青色の花が有名
アヘンケシの栽培は国際条約(麻薬単一条約)によって規制されており、日本でも「あへん法」により許可なき栽培は禁止されています。一方、観賞用の園芸品種(ポピー類)は広く流通しており、春の花壇を彩る植物として親しまれています。
使い方・例文
春の花壇を飾るポピー(ひなげし)はケシ科の観賞用品種で、アヘン成分はほとんど含まれていません。
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