常磐津節とは?
ときわずぶし
常磐津節とは、江戸時代中期に成立した三味線音楽の一流派で、義太夫節と長唄の中間に位置する格調ある音楽です。
常磐津節(ときわずぶし)は、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1764年)に常磐津文字太夫が創始した三味線音楽の流派です。義太夫節の重厚さと長唄の軽やかさの中間に位置する独自の音楽性を持ち、「中間浄瑠璃」とも呼ばれます。
楽器編成は三味線と浄瑠璃(語り)を中心とし、三味線は中棹を使用します。太棹の義太夫節よりも音色が繊細で、舞踊の伴奏音楽として発展したため、旋律的な美しさが際立っています。
常磐津節の特徴として以下が挙げられます。
- 格調ある語り口と艶のある旋律の融合
- 歌舞伎舞踊の伴奏として広く用いられる
- 独自の曲節体系と発声法を持つ
- 素浄瑠璃(舞踊なしの演奏会形式)でも鑑賞される
江戸文化の成熟とともに発展し、歌舞伎の舞踊演目との結びつきが深く、今日でも伝統芸能として重要な位置を占めています。国の重要無形文化財にも指定されており、後継者育成が続けられています。
使い方・例文
歌舞伎の舞踊演目「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」や「関の扉」などで常磐津節の演奏が用いられ、舞台上で演奏家が並ぶ姿を見ることができます。
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