局地モデルとは?
きょくちもでる
局地モデルとは、日本周辺の狭い領域を超高解像度で計算し、数時間先の局地的な天気変化を予測する数値予報モデルです。
局地モデル(Local Forecast Model、LFM)とは、気象庁が運用する数値予報モデルのひとつで、日本周辺の比較的狭い領域を水平分解能約2kmという超高解像度で計算し、主に0〜10時間先の短時間予報に使用するシステムです。
全球モデル・メソスケールモデルとの違い
全球モデル(GSM)は地球全体を数十kmの格子で表現し1〜2週間先を予報します。メソスケールモデル(MSM)は約5kmの格子でアジア周辺を対象とします。局地モデルはさらに狭い領域を約2kmの格子で表現することで、山岳地形や海岸線の影響を詳細に再現できます。
局地モデルの特徴と活用
- 積乱雲などメソβスケール(数km〜数十km)の現象を表現しやすい
- 1日に複数回(毎時間など)更新し、最新の観測を素早く反映できる
- 短時間大雨・局地的突風の予測精度向上に貢献
- 航空気象・防災情報の基盤データとして活用
課題と限界
高解像度化により地形効果は改善しますが、積乱雲の発生タイミングや位置の予測には依然不確実性が残ります。また計算範囲が狭いため、遠方からの大規模な気象系の影響は全球モデルから境界条件として受け取ります。
意義
ゲリラ豪雨対策や航空機の安全運航など、社会インフラを支える超短時間予報の精度向上において局地モデルは重要な役割を担っています。
使い方・例文
夏の午後に都市部で突然発生する局地的大雨の予測情報は、局地モデルの計算結果を基に気象庁が高頻度で更新する「今後の雨」などの形で提供されます。
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