宙乗りとは?
ちゅうのり
宙乗りとは、歌舞伎や演劇で役者がワイヤーなどを使って舞台上空を飛行する演出技法で、観客を驚かせる視覚的見せ場です。
宙乗り(ちゅうのり)とは、歌舞伎や各種舞台芸術において、役者をワイヤーや綱で吊り上げ、舞台の上空を移動させる演出技法のことです。観客席の上空を横断するダイナミックな飛行が特徴で、歌舞伎の舞台演出のなかでもとりわけ華やかな見せ場として知られています。
歌舞伎における宙乗りの歴史は江戸時代にさかのぼります。もともとは「けれん」と呼ばれる派手な演出技法のひとつとして発展し、鳥や神仏・妖怪などを演じる場面で用いられました。「天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)」や「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」など、特定の演目と結びついて発展してきました。
宙乗りの主な特徴は次のとおりです。
- 舞台上空から客席上空へとワイヤーで移動する大がかりな仕掛け
- 役者の衣装・化粧・演技との一体感による視覚的効果
- 専門の「附打(つけうち)」や裏方スタッフによる精密な操作
- 歌舞伎座など特定の劇場設備が必要な高度な舞台技術
現代では歌舎以外にも、ミュージカルや各種ショーでも宙乗りに類似した空中演出が取り入れられています。歌舞伎の宙乗りは伝統的な技法を守りながらも安全技術の向上とともに発展しており、初めて観る観客にとっても強い印象を与える演出として人気を保っています。
使い方・例文
「蜘蛛の拍子舞」や「鳴神」などの演目で宙乗りが行われる際は、舞台の天井近くから役者が客席上空へと飛び出す場面に観客から大きな歓声が上がります。
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