完熟とは?
かんじゅく
完熟とは、果物や野菜が十分に熟して糖度・風味・色づきが最高の状態に達し、食べごろを迎えたことを表す言葉です。
完熟とは、果物や野菜などの農産物が生育過程において熟成が最高点に達した状態を指します。未熟な状態と比べて糖度が高く、香りが豊かで、果肉が柔らかくなり、色も鮮やかに変化するのが特徴です。
植物の実が熟す過程では、内部でデンプンが糖に変化したり、クロロフィル(緑色の色素)が分解されてアントシアニンやカロテノイドなどの色素が現れたりします。また、エチレンガスと呼ばれる植物ホルモンが熟成を促進する重要な役割を果たしており、収穫後もエチレンの影響を受けて追熟が進みます。
完熟の状態は果物によって異なります。
- トマト:全体が真っ赤に色づきやや柔らかくなった状態
- バナナ:皮が黄色から茶色の斑点が出るほど甘みが増した状態
- モモ:芳醇な香りを放ち果肉が指で押すと軽くへこむ状態
- アボカド:皮が黒紫色になり果肉がクリーミーになった状態
完熟した食材は甘みと旨みが最大限に引き出されており、そのまま食べるほか、ジャムやジュース、ソースに加工するのにも適しています。ただし傷みやすいため、流通では完熟直前に収穫し、消費地で追熟させる方法が多く取られています。
使い方・例文
スーパーで売られているトマトを常温で数日置いておくと赤みが増して甘くなるのは、完熟に近づいているためです。完熟トマトはそのまま食べるほか、ソースに使うと深みのある味わいになります。
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