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天狗とは?

てんぐ

天狗とは、日本の山岳信仰や仏教修験道と結びついた妖怪・霊的存在で、赤い顔・長い鼻・翼を持ち山中に棲む強力な超自然的存在として伝承されています。

天狗(てんぐ)は、日本の民間伝承や神話・説話に登場する超自然的な存在で、山岳信仰・仏教修験道と深く結びついています。一般的に、赤い顔・高い鼻(鼻高天狗)、または嘴のような口(烏天狗)、背中に翼、手に羽うちわや錫杖を持つ姿で描かれます。

天狗の起源については複数の説があります。中国の妖怪「天狗」(流れ星などを指した)が日本に伝わったという説、山岳に棲む修験者や行者の姿が神格化・妖怪化したという説、インドの神話的存在が仏教経由で変容したという説などがあります。平安時代の文献にはすでに天狗の記述が見られ、中世以降に現在のイメージが定着したとされています。

天狗は次のような文化的文脈で登場します。

  • 武芸の達人として剣術・武術を人間に授ける存在(源義経に剣術を教えたと伝わる鞍馬山の天狗など)
  • 高慢・傲慢の象徴(「天狗になる」=うぬぼれる)
  • 山の守護神・祟り神としての信仰対象
  • 寺社仏閣の守護者・修験道の霊的存在

現代でも「天狗」は日本文化において広く認知されており、お面・郷土玩具・祭礼の装束として全国各地に残っています。また「天狗になるな」という慣用表現が示すように、傲慢さを戒める道徳的な意味でも日常語として生き続けています。

使い方・例文

「成功を収めた後で天狗になってしまい、周囲との関係を壊してしまった」「鞍馬山に伝わる天狗伝説を調べると、修験道と山岳信仰の深い関わりが見えてくる」といった場面で登場します。

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