多重露光とは?
たじゅうろこう
多重露光とは、同じフィルムやイメージセンサーに複数回露光を行い、複数の画像を一枚に重ねて合成する写真・映像の技法です。
多重露光(たじゅうろこう・ダブルエクスポージャーとも呼ばれる)とは、一枚の写真フィルムまたはデジタルイメージセンサーに対して、複数回シャッターを切って異なる被写体や場面を重ねて記録する撮影技法です。映像分野でも同様の手法が用いられます。
フィルムカメラの時代には、巻き上げを行わずに同じコマに複数回露光することで実現しました。デジタルカメラでは、カメラ内で複数の画像をリアルタイムに合成できる機能として搭載されていることが多く、より手軽に試せるようになっています。
多重露光の主な表現効果には次のようなものがあります。
- 人物のシルエットの中に風景を溶け込ませる幻想的な表現
- 同一被写体の動きを一枚に記録したモーションスタディ
- 夜景や光跡を重ねた抽象的な光の表現
- 複数の時間帯や場所を一枚に合成したコンセプチュアルな作品
広告写真・アート作品・映画のタイトルシーンなどで広く使われており、シュルレアリスム的な雰囲気や詩的な表現を生み出す手法として高く評価されています。デジタル加工ソフトでも同様の効果が再現できますが、カメラ内多重露光は光の混合がより自然なとされています。
使い方・例文
人物の横顔のシルエットに森の木々を重ねた写真や、花火の軌跡を夜空に何重にも記録した写真が代表的な多重露光の作例です。
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