外発的動機づけとは?
がいはつてきどうきづけ
外発的動機づけとは、報酬・評価・罰といった外部からの刺激によって行動が引き起こされる動機づけの形態です。
外発的動機づけ(extrinsic motivation)は、行動の原動力が行動そのものの楽しさや興味ではなく、外部から与えられる結果(報酬・賞賛・罰の回避など)にある状態を指します。心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した自己決定理論の中で、内発的動機づけと対比させる形で体系化されました。
外発的動機づけの例としては次のものがあります。
- 成績を上げるためにテスト勉強をする
- 給与や昇進のために残業をこなす
- 罰を避けるために規則を守る
- 他者の評価や称賛を得るために活動する
外発的動機づけは短期的には行動を強力に促進しますが、長期的には問題も生じます。特に有名なのがアンダーマイニング効果(過正当化効果)で、もともと好奇心や楽しさで行っていた活動に外部報酬を与え始めると、報酬がなくなったときに内発的動機づけが低下してしまう現象です。
一方で、外発的動機づけがすべて有害なわけではなく、自己決定理論では「取り入れ的調整」「同一化的調整」など、個人の価値観と融合した形の外発的動機づけは自律性が高く、長期的な行動維持にも寄与するとされています。教育・職場設計・習慣形成において、内発的動機づけと外発的動機づけのバランスをどう取るかが重要なテーマです。
使い方・例文
「テストで100点を取ったらゲームを買ってあげる」という親の約束は外発的動機づけの典型例で、子どもが報酬を目的に勉強する状態を指します。
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