売価還元法とは?
ばいかかんげんほう
売価還元法とは、小売業で在庫金額を売価合計から原価率を掛けて算出する棚卸資産の評価方法です。
売価還元法(ばいかかんげんほう)は、棚卸資産(在庫)の評価方法の一つで、主に多品種の商品を大量に扱う小売業で広く使われています。個々の商品の原価を一つひとつ追跡することが難しい業態において、合理的に期末在庫の金額を算出するための手法です。
基本的な仕組みは次のとおりです。まず、期間中の商品を「商品グループ」ごとにまとめ、売価ベースでの期末在庫金額を把握します。次に、同グループ全体の「原価率(原価÷売価)」を計算し、その原価率を売価の在庫額に掛けることで、期末在庫の原価相当額を算出します。
売価還元法の主なメリットは以下のとおりです。
- 多品種の商品でも個別管理なしに在庫評価が可能
- 定期的な棚卸だけで原価ベースの在庫金額が把握できる
- 値引き・ロス処理など小売特有の事情を原価率に反映しやすい
一方で、グループ内の品揃えや原価率が均一でない場合には誤差が生じやすい点が欠点です。日本の企業会計基準でも認められた方法であり、スーパーマーケットやアパレル小売など多品種大量販売の業態で標準的に採用されています。
使い方・例文
「食品スーパーでは数千種類の商品を扱うため、売価還元法によって効率的に期末在庫の原価を算出している。」のように、会計・在庫管理の場面で登場します。
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