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増六和音とは?

ぞうろくわおん

増六和音とは、根音から増六度の音程を含む和音で、クラシック音楽において強いドミナント的緊張感を生み出す特殊な和音です。

増六和音(ぞうろくわおん、Augmented Sixth Chord)とは、西洋音楽理論において増六度(半音12個分)の音程を含む特殊な和音の総称です。主にクラシック音楽の和声法で用いられ、強い緊張感と解決への推進力を持つことが特徴です。

増六和音は主に三種類が知られており、それぞれ発祥・普及した地域の名前が付けられています。

  • イタリア式増六和音:3音から成るシンプルな構成
  • フランス式増六和音:4音で構成され、増四度を含む
  • ドイツ式増六和音:4音で構成され、短七度の代わりに増六度を含み、属七和音に近い響き

これらの和音は主にスケールの第6音(短調では第♭6音)を根音として構築され、主調の属音(ドミナント)へ強力に解決します。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなどの作品に多く見られ、調性音楽における緊張と解放の表現に欠かせない素材です。

現代では、ポップスやジャズでも類似の和声進行が見られますが、「増六和音」として分析されることは少なく、主にクラシックの和声分析で登場する用語です。

使い方・例文

ソナタ形式の楽曲でクライマックスに向けて緊張を高める場面や、クラシック音楽の和声分析の課題で「ここにドイツ式増六和音がある」と指摘される場面などに登場します。

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