執権とは?
しっけん
執権とは、鎌倉幕府において将軍を補佐して政務の実権を握った最高職で、北条氏が世襲し続けた役職のことです。
執権(しっけん)とは、鎌倉幕府における最高行政職のひとつで、将軍を補佐し、幕府政治の実質的な最高権力者として機能した役職です。鎌倉時代を通じて北条氏が独占的に世襲し、幕府の政治を主導しました。
執権職は初代頼朝の死後、政所別当(政務の長官)を経て制度化され、2代執権・北条義時のころには幕府の最高職として確立されました。とくに3代執権・北条泰時は1232年に御成敗式目(貞永式目)を制定し、武家社会の法的基盤を整備したことで知られています。
執権政治の特徴として、将軍は形式的な権威の象徴となり、実務は執権と連署(副執権)が担う体制が整いました。さらに北条氏一族や有力御家人が合議する評定衆の制度も整備され、幕府の政策決定は合議によって行われました。
執権職を長く保持した北条氏の中でも、3代泰時・8代時宗(元寇への対応)・9代貞時・14代高時などが特に重要な人物として挙げられます。鎌倉幕府滅亡(1333年)まで執権職は続き、その後室町幕府では同様の役職として「管領」が設けられました。
使い方・例文
「北条泰時が執権として制定した御成敗式目は、武家社会の最初の成文法典として後世の法律にも大きな影響を与えた。」
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