地盤沈下とは?
じばんちんか
地盤沈下とは、地下水の過剰採取などによって地面が徐々に沈んでいく現象で、建物や道路に長期的な被害をもたらします。
地盤沈下(じばんちんか)とは、地面が徐々に、あるいは急速に沈下していく現象のことです。都市部や農業地帯で広く発生しており、一度起きると元に戻すことが非常に難しい不可逆的な現象であることが特徴です。
地盤沈下が発生する主な原因としては以下が挙げられます。
- 地下水の過剰採取:地下水を大量に汲み上げると、地中の水が減って土の粒子間の支持力が失われ、地面が圧縮される
- 軟弱地盤の自然圧縮:沖積層(埋め立て地・河口付近など)の軟らかい地盤が建物の重みや年月の経過で圧縮される
- 地下の採掘:炭鉱や鉱山の採掘後に地下に空洞が残り、地面が陥没する
地盤沈下が進むと様々な問題が生じます。建物の基礎がずれて傾いたり、道路や橋が変形したりします。沿岸部や河川沿いでは、地面が海面や川の水面より低くなる「海面下地帯(ゼロメートル地帯)」が形成され、洪水・高潮のリスクが高まります。
日本では高度経済成長期に工業用水や農業用水として地下水が大量に採取され、東京・大阪・名古屋などの大都市で深刻な地盤沈下が起きました。その後、地下水採取の規制により沈下は抑えられましたが、すでに沈下した地盤は回復していません。
使い方・例文
工場が集中する工業地帯で地下水を大量に汲み上げた結果、周辺の住宅地の地面が数十センチ以上沈んでしまった事例が「地盤沈下」の典型です。また、ゼロメートル地帯として知られる都市の沿岸部の話題でもよく登場します。
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