本文へスキップ

地拵えとは?

じごしらえ

地拵えとは、苗木を植える前に植林地の雑草や低木を刈り払い、植栽に適した環境を整える作業のことです。

地拵え(じごしらえ)は、林業における植林の準備段階として行われる重要な作業工程です。皆伐(かいばつ)後や荒廃した山林に新たな苗木を植え付ける際、雑草・低木・伐採残材などを除去して植栽しやすい状態に整地します。

作業の主な内容は次のとおりです。

  • ササタケシダ類など旺盛な草本の刈り払い
  • 伐採後に残った枝条(しようじょう)や根株の整理
  • 植え穴を掘りやすくするための土壌表面の均し
  • 必要に応じた簡易な排水溝の設置

地拵えを行う目的は、植えた苗木が雑草との競合に負けて枯死する「被圧(ひあつ)」を防ぐことにあります。特にスギ・ヒノキの幼苗は光を必要とするため、周囲の植生を取り除いて光環境を改善することが初期成長に直結します。

作業のタイミングは、通常植栽の数か月前から直前にかけて行われます。刈払機(かりばらいき)やチェーンソーを用いた機械的な方法が主流ですが、傾斜地や岩場など機械が入れない場所では手作業が行われます。地拵えの質が植栽後の活着率や以後の下刈り回数にも大きく影響するため、林業の現場では軽視できない工程とされています。

使い方・例文

皆伐直後の山林では膝丈を超えるシダやササが繁茂するため、翌春の植林に向けて秋のうちに地拵えを済ませておくのが一般的な段取りです。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語