末口径とは?
すえくちけい
末口径とは、丸太の細い方の端面の直径のことで、木材の規格や取引価格を決める基準として使われます。
末口径とは、伐採した丸太や原木において、細い側の端面(末口)の直径を指す林業・木材業の専門用語です。丸太は根元に近い側(元口)が太く、梢に近い側(末口)が細い円錐台形をしているため、この末口の太さが材積計算や取引の基準として重視されます。
木材の体積(材積)を算出する際、日本では「末口二乗法」と呼ばれる計算式が広く使われてきました。これは末口径の二乗に長さを掛けて材積を求める方法で、計算が簡便な反面、実際の体積より小さく見積もる傾向があります。現在は真円に近い断面を仮定した「スマート法」なども用いられますが、末口径が取引の基本指標であることに変わりはありません。
末口径の大きさは以下のような点に影響します。
- 原木の売買価格(太いほど高値になることが多い)
- 製材後に取れる板材や角材のサイズ
- 建築用途や用途(柱・梁・合板原料など)の選定
- 製材歩留まりの予測
なお、末口径が一定以上の規格を満たさない細い丸太は「小径木」と呼ばれ、間伐材として扱われることが多く、近年はバイオマス燃料や集成材の原料として利用が進んでいます。
使い方・例文
「末口径20センチ、長さ4メートルの杉丸太」のように、木材市場や伐採現場での原木の仕様表記として登場します。
この用語をシェア
最終更新: