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路網とは?

ろもう

路網とは、森林内に張り巡らされた作業道林道などの道路網全体を指し、効率的な木材搬出や森林管理を支える基盤インフラです。

路網(ろもう)は、森林の中に整備された林道作業道・作業路などの総称であり、木材の搬出、植林・下刈りなどの造林作業、森林保護や防火活動を行うための移動・輸送ルートを提供します。日本の山林はもともと急峻な地形が多く、路網の整備状況が林業の生産コストや効率に直接影響するため、林業振興政策においても最重要課題のひとつとして位置づけられています。

路網を構成する主な道路の種類は以下のとおりです。

  • 林道:国・都道府県・市町村が整備する比較的幅員の広い基幹路。大型トラックの通行も可能。
  • 作業道:林業事業体が整備する簡易な道。傾斜地に沿って設けることが多い。
  • 作業路(土場道):一時的に使用する最も簡易な道で、搬出後は自然回復に委ねることもある。

路網の密度(1ヘクタールあたりの道路延長)は、ヨーロッパの林業先進国と比較して日本は低水準にとどまっているとされており、密度向上が課題です。一方で、過剰な路網整備は土壌侵食や崩壊リスクを高めるため、地形・地質・降水量などを考慮した適正な路線設計が不可欠です。

近年はGPSやドローンを活用した路線計画の高度化が進み、傾斜や土質を事前に分析してリスクの低いルートを選定する技術が普及しつつあります。路網の整備・維持は、持続可能な林業経営の根幹をなすインフラ投資として注目されています。

使い方・例文

奥山の伐採現場では、まず林道から作業道を分岐させ、フォワーダーが材を作業道沿いの土場まで運び出せる路網を先行整備してから伐採作業に入るのが一般的な段取りです。

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