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架線集材とは?

かせんしゅうざい

架線集材とは、山の斜面に張ったワイヤーロープを利用して、切り出した木材を空中に吊り上げながら搬出する林業の集材方式です。

架線集材(かせんしゅうざい)は、山岳地帯など急傾斜で車両系機械が入れない林地において、空中に張ったワイヤーロープ(架線)を使って丸太を地面から浮かせながら集材ポイント土場)まで運ぶ搬出技術です。傾斜が急なほど車両による走行は困難になるため、急峻な地形を多く抱える日本の山林では歴史的に重要な集材手段として発展してきました。

架線集材の主な方式には次のものがあります。

  • タワーヤーダ:自走式の機械にタワーを搭載し、比較的短期間で設置・撤収できる現代型の装置。
  • スイングヤーダ:油圧ショベルをベースに架線機能を持たせた多目的機械。
  • 固定式架線集材:山頂や稜線に設置した固定設備からワイヤーを張る伝統的な方式。

架線集材の利点は、地面を傷めずに木材を搬出できるため、土壌侵食や路網整備コストを抑えられる点にあります。一方で、設置・撤収に時間がかかること、操作に高度な技術が必要なこと、機械コストが高いことがデメリットとして挙げられます。

国内では熟練オペレーターの高齢化・減少が課題となっており、若手技術者の育成と機械の操作性向上が急務とされています。急峻地の多い日本では車両系と架線系を組み合わせたハイブリッド集材体制が有効とされ、地形に応じた使い分けが推奨されています。

使い方・例文

傾斜が30度を超える急斜面の伐採現場では、フォワーダーが走行できないため、架線集材機(タワーヤーダ)を尾根部に設置して丸太を空中搬送し、林道脇の土場まで運び出します。

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