滑車とは?
かっしゃ
滑車とは、ひもやロープをかけて力の向きを変えたり、少ない力で重い物を持ち上げたりするために使う、溝のついた円形の道具です。
滑車(かっしゃ)とは、外周に溝が刻まれた円形の輪(ホイール)に軸を取り付けた機械要素で、ひも・ロープ・チェーンなどをかけて使います。力の向きを変えたり、力の大きさを変えたりするために用いられ、古代から建築・土木・船舶など幅広い分野で活用されてきた基本的な機械の一つです。
- 定滑車:天井や固定された場所に取り付けた滑車。力の向きを変えるだけで、力の大きさは変わらない。例えば、上向きに持ち上げる代わりに下向きに引っ張ることができる。
- 動滑車:荷物とともに動く滑車。引っ張る力を半分にすることができるが、ロープを引く距離は2倍必要になる。
定滑車と動滑車を組み合わせた「組み合わせ滑車(複滑車)」を使うと、さらに小さな力で重い物を持ち上げることが可能になります。クレーンや工場の天井クレーン、エレベーター、帆船のマスト、旗揚げポールなど、さまざまな機械・設備に滑車の原理が応用されています。
物理学的には滑車は「仕事の原理」に基づいており、力を小さくできても仕事量(力×距離)は変わらない点が重要なポイントです。小学校・中学校の理科でも基本的な学習内容として取り上げられています。
使い方・例文
工事現場で重い資材をクレーンで吊り上げるとき、複数の滑車を組み合わせることで少ない力で安全に荷物を持ち上げることができます。
この用語をシェア
最終更新: