土一揆とは?
つちいっき
土一揆とは、室町時代から戦国時代にかけて農民や地侍などが集団で領主や幕府に対して蜂起した一揆のことです。
土一揆(どいっき)とは、主に室町時代から戦国時代(15〜16世紀)にかけて、農民・地侍・小土豪などが集団で組織し、年貢の減免・徳政(借金の帳消し)・悪政の是正などを求めて武力をもって訴えた農民運動・武装蜂起のことです。「土」は農民(土民)を意味します。
土一揆が頻発した背景には、飢饉や疫病による農村の疲弊、重い年貢や土倉(金融業者)への債務などがありました。1428年(正長元年)の「正長の土一揆」は日本史上最初期の大規模な土一揆として知られており、農民たちが徳政を求めて京都周辺を席巻しました。
土一揆の主な特徴は以下のとおりです。
- 徳政令の発布を要求することが多かった
- 農民だけでなく地侍や商工業者も加わることがあった
- 要求が通ると解散し、必ずしも政権打倒を目指したわけではなかった
- 同時代の国一揆・一向一揆と区別される
土一揆は封建社会における民衆の政治参加の一形態であり、幕府や守護大名が無視できない政治的圧力となりました。これらの一揆は後の戦国大名による直轄支配体制の構築にも影響を与えたと評価されています。
使い方・例文
「正長の土一揆では、農民たちが「徳政」を求めて大規模な蜂起を起こし、幕府に圧力をかけた。」「日本史の授業では、土一揆を室町時代の民衆運動の典型例として学ぶ。」
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