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国際刑事裁判所とは?

こくさいけいじさいばんしょ

国際刑事裁判所とは、戦争犯罪や人道に対する罪などの重大な国際犯罪を行った個人を裁く国際機関です。

国際刑事裁判所(こくさいけいじさいばんしょ、ICC:International Criminal Court)は、ジェノサイド(集団殺害)・人道に対する罪・戦争犯罪・侵略犯罪という四種類の重大な国際犯罪を行った個人を訴追・裁判するために設立された常設の国際司法機関です。

設立の経緯
第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判東京裁判など、戦後の国際軍事法廷の経験を経て、常設の国際刑事裁判所の必要性が議論されてきました。1998年にローマで採択されたローマ規程(ローマ条約)に基づき、2002年に正式に発足しました。本部はオランダのハーグに置かれています。

管轄と特徴

  • 加盟国(締約国)で発生した事件、または加盟国の国籍を持つ個人が関与した事件を管轄する
  • 各国の司法制度が機能しない場合、または機能する意思がない場合に補完的に介入する「補完性の原則」を採用
  • 国家ではなく個人を被告とする点が国際司法裁判所(ICJ)との大きな違い
  • 逮捕状の発行・証拠収集・審理・判決・刑の執行を担う

課題と国際社会での立場
米国・中国・ロシアなどの大国が加盟していないこと、被告国の協力が得られない場合に限界があることなど、実効性に関する課題も指摘されています。一方で、かつて独裁者や紛争関与者を裁いた事例も積み重なっており、国際的な法の支配の実現に向けた重要な機関とされています。

使い方・例文

国際刑事裁判所は、武力紛争中に民間人を意図的に攻撃した指導者や、ジェノサイドを命令した国家元首などに対して逮捕状を発行し、裁判にかけることができます。「ICC」という略称でニュースに登場することも多い機関です。

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