ジェノサイドとは?
じぇのさいど
ジェノサイドとは、特定の国民・民族・人種・宗教集団を絶滅させる意図をもって行われる大量虐殺・破壊行為で、国際法上の重大犯罪です。
ジェノサイド(Genocide)とは、特定の国民的・民族的・人種的・宗教的集団を全部または一部破壊する意図(dolus specialis)をもって行われる諸行為を指す国際法上の概念です。1948年に国連総会で採択された「ジェノサイド条約」(集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約)によって国際法上の犯罪として定義されました。
条約が定めるジェノサイドを構成する行為には以下が含まれます。
- 集団構成員の殺害
- 重大な身体的または精神的危害を与える行為
- 破壊をもたらす生活条件の意図的な強制
- 出生を妨げることを意図した措置
- 子どもを強制的に他の集団に移すこと
20世紀を代表するジェノサイドとしては、ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人・ロマ等600万人以上)、ルワンダのフツ族によるツチ族虐殺(1994年、約80万人)、カンボジアのポル・ポト政権下での虐殺などが挙げられます。ジェノサイドは通常の戦争犯罪よりも集団破壊の意図が要件となるため、法的な認定は難しく、国際刑事裁判所(ICC)などで個人の刑事責任が追及されます。今日も国際社会での早期防止と責任追及が課題です。
使い方・例文
国連や各国政府がある紛争地域での大量殺害を「ジェノサイド」と認定するかどうかをめぐって外交的な論争が起きるように、この語は国際政治・人権問題の文脈で用いられます。
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