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四塩化炭素とは?

しえんかたんそ

四塩化炭素とは、炭素原子1つに塩素原子4つが結合した無色の揮発性有機溶媒で、かつて洗浄や消火に広く使われた化合物です。

四塩化炭素化学式:CCl₄)は、炭素(C)と塩素(Cl)からなるハロゲン化炭素化合物です。常温で無色透明の液体であり、特有の甘みを帯びた臭いを持ちます。水に溶けにくく、有機溶媒によく溶ける性質を持つため、かつては脂質・油脂・樹脂などを溶かす溶媒として工業や家庭で広く利用されていました。

製造方法としては、メタンと塩素を反応させる塩素化法が代表的です。不燃性であることから消火剤にも使われ、ドライクリーニング溶媒としても重宝された歴史があります。

しかし、四塩化炭素には深刻な毒性があります。

  • 肝臓・腎臓への強い毒性
  • 中枢神経系への影響
  • オゾン層を破壊する性質(モントリオール議定書で規制対象)
  • 発がん性の疑い
これらのリスクから、現在は製造・使用が国際的に厳しく規制されており、一般的な用途ではほぼ使用されなくなっています。現在は主に研究用途や、フッ素化合物の原料として限定的に利用されています。環境や人体への影響を学ぶ化学教育の文脈でも重要な事例として取り上げられます。

使い方・例文

理科の授業や化学の教科書で「有害な有機溶媒」の代表例として紹介されることが多く、オゾン層破壊物質の学習にも登場します。

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