溶媒とは?
ようばい
ある物質を溶かして均一な溶液をつくる際に、溶かす側となる液体のことを指す化学における基本的な用語です。
溶媒とは、ある物質を溶かして均一な溶液をつくる際に、溶かす側となる液体のことです。物質どうしが混ざり合って均一な液体になる現象を溶解といい、このとき溶かされる側の物質を溶質、溶かす側の物質を溶媒と呼びます。例えば食塩水では、水が溶媒であり、食塩(塩化ナトリウム)が溶質にあたります。溶媒と溶質を合わせたものが溶液です。
溶媒は大きく、水を代表とする極性溶媒と、油やベンゼンのような無極性(非極性)溶媒に分けられます。物質にはそれぞれ溶けやすい溶媒と溶けにくい溶媒があり、一般に「似たものは似たものを溶かす」という経験則が知られています。極性を持つ物質は水などの極性溶媒に溶けやすく、油脂のような無極性の物質は有機溶媒に溶けやすい傾向があります。これは、溶媒と溶質の分子間にはたらく力の性質が近いほど混ざり合いやすいためです。
身の回りでは、水を溶媒とした調味料や飲料のほか、除光液に使われるアセトンや、塗料・接着剤に使われる有機溶媒など、化学・工業・医薬品の製造まで幅広い分野で溶媒が利用されています。取り扱いにあたっては、引火性や毒性を持つ溶媒も多いため、換気や保管方法に注意が必要です。
使い方・例文
マニキュアを落とすときに使う除光液は、油性成分を溶かすアセトンなどの溶媒を主成分としています。
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