喉頭癌とは?
こうとうがん
喉頭癌とは、声帯を含む喉頭(のど仏付近)に生じる悪性腫瘍で、声のかすれが初期症状として現れやすい病気です。
喉頭癌(こうとうがん)とは、喉頭——気道の入り口にあたる声帯・仮声帯・喉頭蓋などを含む器官——に発生する悪性腫瘍です。ほとんどが扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)であり、喫煙と飲酒が主要な危険因子として知られています。
喉頭は発声・呼吸・嚥下(えんげ)の3つの機能を担っており、発生部位によって症状や予後が異なります。主な分類は次のとおりです。
- 声門癌:声帯に生じる最多タイプ。初期から声のかすれ(嗄声)が出るため、早期発見されやすい
- 声門上癌:喉頭蓋などに生じる。嚥下時の違和感やのどの痛みが主症状で、リンパ節転移が起きやすい
- 声門下癌:声帯より下に生じ、まれ。呼吸困難が進行して発見されることが多い
診断には、耳鼻咽喉科での喉頭内視鏡検査・生検が行われます。治療は病期(ステージ)に応じて選択され、早期であれば放射線療法や内視鏡的切除で声帯を温存できる場合があります。進行例では喉頭を摘出する手術(喉頭全摘術)が必要になることもあり、術後は電気式人工喉頭や食道発声などで発声機能を補います。
日本では中高年男性に多く見られます。禁煙・節酒が予防の基本であり、嗄声が2週間以上続く場合は専門医への受診が推奨されます。
使い方・例文
「長期間の喫煙歴があり声のかすれが続いたため検査を受けたところ、声門癌と診断された」のような場面で登場します。放射線治療で声帯を温存できたケースなど、治療選択の文脈でも使われます。
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