和琴とは?
わごん
和琴とは、日本固有の弦楽器で、6本の弦を持つ箏の原型ともいえる楽器であり、雅楽の国風歌舞(くにぶりのうたまい)や神楽などで奏でられてきた伝統的な楽器です。
和琴(わごん)は、日本に古くから伝わる弦楽器で、6本の弦を持つ箏(そう)の一種です。奈良時代以前から存在が確認されており、大陸から伝来した唐琴(からごと)などと区別して「やまとごと」とも呼ばれます。
和琴の構造は桐の胴に6本の絹糸を張り、各弦に可動式のコマ(柱・じ)を立てて音高を調節します。一般的な箏(13弦)よりも弦数が少なく、より太い弦を用います。演奏は右手の指先や撥(ばち)で弦を弾き、左手でコマの左側の弦を押して音を揺らしたり上げたりします。
和琴が用いられる主な音楽・場面は以下の通りです。
- 雅楽の国風歌舞:東遊(あずまあそび)・大和舞(やまとまい)などの歌舞
- 御神楽(みかぐら):宮中神楽の演奏
- 催馬楽(さいばら):平安時代の歌曲の伴奏
現在、和琴の演奏者は非常に少なく、宮内庁式部職楽部などの一部の雅楽専門機関でその演奏が受け継がれています。一般的な箏(13弦箏)の直系の祖先として、日本音楽史において重要な位置を占めます。
使い方・例文
雅楽の演奏会や博物館の楽器展示で「平安時代の音楽には和琴が使われていた」という形で登場します。また日本音楽史の解説で「和琴は現代の箏の源流のひとつ」と紹介される場面でも出てきます。
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